トラスト・テックは戻り試す、20年6月期増収増益予想

株式市場 銘柄

 トラスト・テック<2154>(東1)は、製造系の技術者派遣・請負と開発系の技術者派遣を主力としている。20年6月期増収増益予想である。収益拡大を期待したい。なお20年1月1日付で持株会社体制に移行し、商号をビーネックスグループに変更する。株価は8月の年初来安値から下値を切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。

■製造系技術者派遣・請負と開発系技術者派遣が主力

 製造系の技術者派遣・請負と開発系の技術者派遣を主力としている。M&Aも活用して業容拡大を推進している。なお20年1月1日付で持株会社体制に移行し、商号をビーネックスグループに変更する。

 19年11月にはIT技術系派遣会社のアクシス・クリエイト、フェイス、アクシスヒューマンデベロップメントの3社を子会社化した。

■20年6月期増収増益予想

 20年6月期連結業績予想は、売上高が19年6月期比6.6%増の870億円、営業利益が13.6%増の65億円、経常利益が13.3%増の63億50百万円、純利益が3.6%増の38億40百万円としている。需要が高水準に推移し、M&A効果も寄与して増収増益予想である。

 第1四半期累計は前年同期比8.8%増収、20.4%営業増益と順調だった。通期も収益拡大を期待したい。

■株価は戻り試す

 株価(19年7月2日付で株式2分割)は8月の年初来安値から下値を切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。11月27日の終値は1398円、時価総額は約593億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る