【株式市場】英国の総選挙など言われて日経平均は小動きを続け軟調続落

株式

◆日経平均は2万3391円86銭(18円33銭安)、TOPIXは1714.95ポイント(5.82ポイント安)、出来高概算(東証1部)は11億5170万株

チャート5

 12月11日(水)後場の東京株式市場は、英国の総選挙が12日であることなどが言われ、個別物色の色彩を強めた。昭和電線HD<5805>(東1)が経済対策などを材料に上げ幅を広げて5日続伸、日本水産<1332>(東1)はSMBC日興証券による目標株価の引き上げを受け大幅続伸。日経平均は29円安で始まり、30円安前後で小動きを続けて2日続落となった。日経JASDAQ平均は高い。

 後場は、ラサ工業<4022>(東1)が「5G」用電子部品に使われる窒化ガリウムなどに関連とされて一段高続伸。セメダイン<4999>(東2)はインスペック<6656>(東2)の急騰材料とされるレーザー直接露光装置と同等の装置を開発する企業に出資し技術雑誌で取り挙げられたとされて13時頃から急伸。シャノン<3976>(東マ)は10月決算の発表が迫るとされて期待高。太洋基礎工業<1758>(JQS)は今日、四半期決算を発表とされて10時半過ぎからストップ高。

 11日はマクアケ<4479>(東マ)が新規上場になり、11時15分に公開価格1550円を75%上回る2710円で初値が付いた。高値は後場寄り後の3170円、終値は同92%高の2980円だった。

 東証1部の出来高概算は11億5170万株(前引けは5億4170万株)、売買代金は1兆9215億円(同8671億円)。1部上場2157銘柄のうち、値上がり銘柄数は677(同673)銘柄、値下がり銘柄数は1379(同1367)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は9業種(前引けは5業種)にとどまり、値上がり率上位の業種は、水産・農林、電力・ガス、鉄鋼、空運、繊維製品、非鉄金属、輸送用機器、などとなった。(HC)

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