ビーアンドピーは底値圏、20年10月期増収増益予想

株式市場 銘柄

 ビーアンドピー<7804>(東マ)は、インクジェットプリンタによる出力事業として、デジタル印刷・プリントサービスを展開している。20年10月期増収増益予想である。収益拡大を期待したい。株価は11月の安値に接近している。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、ほぼ底値圏だろう。

■インクジェットプリンタ出力事業

 19年7月東証マザーズに新規上場した。インクジェットプリンタによる出力事業として、2つのチャネル携帯(販売促進用広告制作、生活資材・製品制作)で、デジタル印刷・プリントサービスを展開している。

■20年10月期増収増益予想

 19年10月期の非連結業績は、売上高が30億11百万円、営業利益が4億26百万円、経常利益が4億26百万円、純利益が3億11百万円だった。18年10月期の決算期間が異なることや、18年10月期の期中に子会社ニコールを吸収合併した影響などを考慮すると、実質的に0.9%増収、29.5%営業減益だった。第4四半期に大口顧客からの受注が想定を下回ったため、売上高、営業利益とも計画を下回った。

 20年10月期の非連結業績予想は、売上高が19年10月期比6.3%増の32億円で、営業利益が16.6%増の4億97百万円、経常利益が16.4%増の4億96百万円、純利益が6.1%増の3億30百万円としている。地域密着営業の強化や大口顧客へのフォロー充実を徹底して増収増益予想としている。収益拡大を期待したい。

■株価は底値圏

 株価は11月の安値に接近している。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、ほぼ底値圏だろう。反発を期待したい。12月19日の終値は1781円、時価総額は約41億円である。(日本インタビュ新聞社アナリスト水田雅展)
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