【株式市場】9ヵ月ぶりの「プラス金利」受け日経平均は後場大きく持ち直す

株式

◆日経平均は2万3816円63銭(48円22銭安)、TOPIXは1733.07ポイント(3.04ポイント安)、出来高概算(東証1部)は13億1949万株

チャート5

 12月20日(金)の東京株式市場は、前場、円相場が1ドル09円台前半に進む円高となったことなどを受け、京セラ<6971>(東1)が次第安の反落となるなどで、日経平均は10時40分にかけて118円22銭安(2万3746円63銭)まで下押し、前引けは59円92銭安(2万3804円93銭)となった。

 後場は、国債市場に財務省が流動性供給入札を実施と伝えられ、長期金利(国債指標利回り)が約9ヵ月ぶりに「プラス金利」に転換。資産運用環境の好転期待などから、第一生命HD<8750>(東1)などが取引開始直後から前場の高値を上回った。、日経平均は24円安で始まり、13時過ぎに一時小高くなる場面があった。大引けは小幅軟化し3日続落。半面、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高い。

 20日新規上場となったスペースマーケット<4487>(東マ)は前場、買い気配のまま売買が成立せず、後場、12時48分に1306円(公開価格590円の2.2倍)で初値をつけた。その後1600円まで上げ、この値で高値引け。

 東証1部の出来高概算は13億1949万株(前引けは5億2591万株)、売買代金は2兆3923億円(同9022億円)。1部上場2158銘柄のうち、値上がり銘柄数は1139(同980)銘柄、値下がり銘柄数は905(同1039)銘柄。

 また、東証33業種別指数は17業種が値上がりし、水産・農林、鉱業、パルプ・紙、海運、その他金融、倉庫・運輸、などが高い。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る