【株式市場】TOPIXは続落だが個別物色は活発で日経平均は反発

株式

◆日経平均は2万3821円11銭(4円48銭高)、TOPIXは1729.42ポイント(3.65ポイント安)、出来高概算(東証1部)は9億5578万株

チャート5

 12月23日(月)後場の東京株式市場は、富士通<6702>(東1)が一段軟調に始まり、東京エレクトロン<8035>(東1)は上げ幅を縮めて始まるなど、主力株が一服模様になり、日経平均も9円高で始まったあと小動きを続けた。TOPIX、JPX日経400は水面下で小動き。結局、TOPIXなどは4日続落となり、日経平均は反発した。

 後場は、タカラトミー<7867>(東1)が一段と強含んで年初来の高値更新幅を広げ、新作ゲームアプリの配信再開などを好感。カナミックネットワーク<3939>(東1)は経営トップが午前中にメディアに出演とされて一段高。大興電子通信<8023>(東2)は純利益を除くと連続大幅な増収増益の見込みであることなどが言われて高値に接近。ソレキア<9867>(JQS)はは純利益が20年ぶりに最高を更新する見込みであることなどが言われて急伸し2年半ぶりの5000円台。上場9日目のマクアケ<4779>(東マ)は大きく切り返して最高値に接近。

 23日は2銘柄が新規上場となり、カクヤス<7686>(東2)は買い気配で始まり、9時32分に公開価格1600円を17%上回る1866円で初値。後場2050円まで上げて終値は1835円。global bridge HOLDINGS(グローバルブリッヂホールディングス)<6557>(東マ)は買い気配で始まり、10時36分に4020円(公開価格2690円の49%高)で初値。後場4180円まで上げ、終値は3660円だった。

 東証1部の出来高概算は少な目で9億5578万株(前引けは4億8520万株)、売買代金は1兆4999億円(同7223億円)。1部上場2158銘柄のうち、値上がり銘柄数は586(同704)銘柄、値下がり銘柄数は1486(同1330)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は6業種(前引けは8業種)にとどまり、値上がりした業種は、医薬品、精密機器、サービス、小売り、その他製品、食料品となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る