【株式市場】TOPIXやJPX日経400などは堅調続伸だが日経平均は後場368円安まで下押し2日続落

株式

◆日経平均は1万6552円83銭(173円72銭安)、TOPIXは1283.22ポイント(12.38ポイント高)、出来高概算(東証1部)は増加して30億1769万株

■ソフトバンクG1銘柄で日経平均を120円引き下げる

 3月19日(木)後場の東京株式市場は、日経平均への影響度が大きいソフトバンクG<9984>(東1)が一段安で始まり、世界同時株安の中で投資事業会社は不利とされてジリ安。日経平均は13時頃に368円36銭安(1万6358円19銭)まで下押し、大引けにかけては持ち直したが2日続落。2016年11月以来の低水準になった。ソフトバンクG1銘柄で日経平均を120円引き下げた。半面、TOPIX、JPX日経400は終始堅調で2日続伸。

 後場は、三越伊勢丹HD<3099>(東1)が一段ジリ高基調を続けて4日続伸など、百貨店株が経済対策への期待やイベント自粛の一部解除期待などで活況高。日本空港ビルデング<9706>(東1)は政府による支援への期待などで一段ジリ高。コーア商事HD)<9273>(東2)はストップ高を継続し、膵炎(すいえん)治療薬の新型コロナ薬転用期待で連日急伸している日医工<4541>(東1)などから物色が波及の見方。Sansan<4443>(東マ)はオフィスにいなくてもデジタル化された名刺情報を参照できるクラウド名刺管理のユーザーライセンス無償提供が注目され後場ストップ高。

 19日は3銘柄は新規上場となり、日本インシュレーション<5368>(東2)ゼネテック<4492>(JQS)は公開価格を下回ったまま低調。一方、関通(かんつう)<9326>(東マ)は買い気配を上げて13時19分に公開価格490円の2.1倍の1032円出初値がつき、1332円まで上げて終値は1165円となった。

 東証1部の出来高概算は増加して30億1769万株(前引けは12億9080万株)、売買代金も増加し4兆6853億円(同2兆259億円)。1部上場2166銘柄のうち、値上がり銘柄数は1141(前引けは1086)銘柄、値下がり銘柄数は1001(同1035)銘柄。

 また、東証33業種別指数は20業種(前引けは24業種)が値上がりし、値上がり率上位は、陸運、空運、小売り、保険、パルプ・紙、医薬品、電力・ガス、証券・商品先物、ゴム製品、食料品、その他製品、銀行、などとなった。(HC)

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