【株式市場】個別物色が活発で日経平均2万円割るが新規上場2銘柄は強い

株式市場 日経平均株価

◆日経平均の前引けは1万9678円15銭(380円80銭安)、TOPIXは1599.65ポイント(27.78ポイント安)、出来高概算(東証1部)は12億280万株

チャート10 30日前場の東京株式市場は、米国の金融政策決定会合であるFOMCを受けてNY株式が下げ、3月決算を発表したホンダ<7267>(東1)も安いため様子見気分が強まる展開となり、日経平均は反落の始まりとなった後も下値を探り、11時にかけて一時402円29銭安(1万9656円66銭)まで下げた。中では石油資源開発<1662>(東1)などが堅調。東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均とも安いが、JASDAQ市場の主力20銘柄で構成するJASDAQトップ20指数は堅調となっている。

 訴訟和解費用などで3月決算の見込みを赤字に修正した武田薬品工業<4502>(東1)は朝方を安値に回復基調となり、ペプチドリーム<4587>(東マ)は米メルクとの提携を好感して急伸。

 ◆2銘柄が新規上場◆

 本日は2銘柄が新規上場となりとなり、クラウドシステムの構築などを行なうテラスカイ<3915>(東マ、売買単位100株)は公開価格1700円に対し70%高の2890円で買い気配。

 また、幅広い買い物情報などのサイト「エキテン」などを運営するデザインワン・ジャパン<6048>(東マ、売買単位100株)は10時32分に公開価格2750円に対し51%高の4150円で初値がつき、その後4360円まで上げて前引けは3765円となった。

 東証1部の出来高概算は12億280万株、売買代金は1兆5552億円。1部上場1882銘柄のうち、値上がり銘柄数は346銘柄、値下がり銘柄数は1442銘柄。

 また、東証33業種別指数のうち値上がりした業種は鉱業、ゴム製品の2業種のみ。値下がり率の低い業種は石油・石炭、卸売り、建設、非鉄金属、電力・ガス、などとなっている。

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