JFEシステムズの第3四半期は2ケタ増収大幅増益

◇JFEスチール向けシステム開発の増加に加え、ソリューション事業拡大

JFEシステムズ<4832>(東2)の第3四半期は、JFEスチール向けシステム開発の増加に加え、ソリューション事業の拡大などにより、2ケタ増収大幅増益となった。

 「JFEスチール製 鉄所システムリフレッシュの遂行」、「ソリューション事業の拡大」、「基盤サービス事業の拡大」を推進するとともに、一般顧客向けの基幹事業である製造、金融業界向け事業や自社プロダクト事業の強化に取り組んだ。8月には、JFEスチールが本社基幹系業務システム(オンライン系)のハイブリッドクラウドへの移行を積極的に支援した。

 その結果、第3四半期連結業績は、売上高343億11百万円(前年同期比11.4%増)、営業利益33億03百万円(同30.4%増)、経常利益33億01百万円(同31.0%増)、純利益21億38百万円(同26.4%増)となった。

 第3四半期が順調に推移していることから、通期業績予想は、当初予想通りに据え置いている。

 ちなみに、20年3月期通期連結業績予想は、売上高480億円(前期比12.7%増)、営業利益40億円(同15.2%増)、経常利益40億円(同16.0%増)、純利益26億円(同12.0%増)を見込む。

 配当については、好業績が見込まれることもあり、期末100円(前期85円)と15円の増配を予想している。

 進捗率は、売上高71.5%(前年同期72.4%)、営業利益82.6%(同73.0%)、経常利益82.5%(同73.1%)、純利益82.2%(同72.8%)となっていることから、利益面での上振れが期待される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■昔ながらの味わいを現代風にアレンジ、全国スーパーなどで展開  第一屋製パン<2215>(東証スタ…
  2.  日清食品ホールディングス<2897>(東証プライム)傘下の日清食品は8月18日、「カップヌードル…
  3. ■世界が注目する学問を豊富な事例とイラストで紹介  学研ホールディングス<9470>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  2. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  3. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  4. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…
  5. ■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして…
  6. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る