トレジャー・ファクトリーの第1四半期は衣料、服飾雑貨、ホビーが特に好調で売上高・営業利益とも最高を更新

(決算速報)

■第2四半期以降は楽器業態「トレファク楽器」の本格展開を開始

 トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)の第1四半期(2025年3月~5月)連結決算は、衣料、服飾雑貨、ホビーが特に好調に推移し、前期出店した店舗の成長と新規出店による効果などで売上高が前年同期比14.8%増の118億43百万円となり、営業利益は同10.9%増の14億96百万円だった。第1四半期としては売上高、営業利益ともに過去最高を更新した。親会社株主に帰属する四半期純利益も同8.2%増の9億98百万円だった。

 営業利益は期初に開示した通期予想(後段参照)に対して約34%を達成した。底堅いリユース需要により、主力の衣料が堅調に推移したほか、インバウンド需要が継続し、ブランドバッグ等の服飾雑貨が好調だった。また、スポーツ・アウトドア・楽器等が堅調に推移し、ホビー用品が伸長した。出店は、当第1四半期に直営店を総合リユース業態5店、服飾専門リユース業態を3店、計8店出店し、FC店は服飾専門リユース業態を2店出店。当四半期末の店舗数は、グループ全体で直営店267店、FC店33店の合計300店となった。

 グループ事業では、ブランド古着に特化したリユース業態の子会社カインドオルが特に好調に推移した。インバウンド向けの施策強化などにより都心店を中心にインバウンド売上がさらに拡大した。また、ゴルフ用品専門リユース業態のGKファクトリーも好調に推移し、グループ入り後初めての直営店の新規出店を当期中に計画している。

 第2四半期以降は、楽器業態の「トレファク楽器」の本格展開を開始し、1号店を7月29日にオープンする。また、タイ国で当期中に6店舗目の出店を予定する。台湾でも当期中に3店舗目の出店を予定している。今期・26年2月通期の連結業績予想は全体に期初の予想を据え置き、売上高462億52百万円(前期比9.6%増)、営業利益は44億20百万円(同9.5%増)、経常利益は44億41百万円(同8.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は30億08百万円(同11.0%増)を計画する。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  2. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…
  3. ■メガバンク株は業績修正や自己株取得が焦点、再編思惑も視野  銀行株やコメ関連株は盆休み明けの注目…
  4. ■日経平均史上最高値更新、夏枯れ懸念を払拭  前週末15日のマーケットは、お盆を象徴するかのように…
  5. 【ダブルセット・フルセット銘柄、夏休み明けも底堅さに期待】 ■上方修正・増配・株式分割の好材料銘柄…
  6. ■上方修正・下方修正問わず買い集まる異例の展開  3連休入りした9日の成田空港では、夏休みを海外で…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る