日本エム・ディ・エムの第3四半期は、営業利益率の改善で2ケタ増収増益

■売上高に関しては、国内、米国とも前年同期比10%を超える増収

 人工関節の日本エム・ディ・エム<7600>(東1)の第3四半期は、営業利益率の改善で2ケタ増収増益となった。

 売上高に関しては、国内、米国とも前年同期比10%を超える増収となり、好調であった。また、利益面については、売上高販管費率は56.3%(前年同四半期は57.3%)と低下し、営業利益率は、前年同期の13.39%から15.17%と1.78ポイント改善した。

 その結果、20年3月期第3四半期連結業績は、売上高135億07百万円(前年同期比12.2%増)、営業利益20億49百万円(同27.0%増)、経常利益19億95百万円(同24.2%増)、純利益14億56百万円(同28.7%増)となった。

 第3四半期も好調に推移していることから、通期業績予想は当初予想を据え置いている。

 ちなみに、20年3月期通期連結業績予想は、売上高187億50百万円(前期比12.1%増)、営業利益28億50百万円(同27.5%増)、経常利益27億70百万円(同25.4%増)、純利益20億50百万円(同3.3%増)と04年の最高益20億41百万円を上回る見込み。

 営業利益率が改善していることから、第4四半期も同様の利益率であったとすると、通期の営業利益は28億44百万円となる。今期通期業績予想の達成はほぼ確実なものと予想される。

 配当については、好業績が予想されることから期末配当10円と1円の増配を見込んでいる。

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