PALTEKが19年12月通期の業績予想を増額修正、営業利益は従来予想を65.8%引き上げる

■医療機器向けにFPGAやメモリ製品の販売が増加

 PALTEK<7587>(東2)は5日、2019年12月期の通期連結業績予想の増額修正を発表し、12月通期の連結営業利益は従来予想を65.8%引き上げて4億14百万円(前期比25.8%減)の見込みとした。第4四半期にドル円相場が円安基調で進行したことにより、仕入れ値引ドル建債権の評価額の増加を含む為替レート変動によるプラスの影響が68百万円発生し、売上総利益の押し上げ要因となり、合わせて売上高が増加したため、想定を上回った。

 売上高は従来予想を3.1%引き上げて304億01百万円(同0.5%減)の見込みとした。主に医療機器向けにFPGAやメモリ製品販売が増加したことなどにより、業績予想を若干上回った。

 経常利益は従来予想を89.9%引き上げて2億84百万円(同5.0%減)の見込みとした。営業外費用として第4四半期に為替差損などが発生したが、営業利益が増加したため想定を上回って推移した。

 当期純利益は従来予想を65.1%引き上げて1億23百万円(同33.5%減)の見込みとした。特別損失として第4四半期に投資有価証券評価損45百万円および和解金13百万円が発生したものの、経常利益増加に伴い想定を上回った。

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