【株式市場】日米の金融政策を巡り為替予想が錯綜し日経平均は295円高から245円安のあと小動き

株式

◆日経平均は1万7449円59銭(18円54銭高)、TOPIXは1268.39ポイント(6.69ポイント高)、出来高概算(東証1部)は10億8429万株

 3月16日(月)前場の東京株式市場は、休校などで冷凍食品が好調とされ日本水産<1332>(東1)が活況高。一方、日経平均は取引開始直後の295円93銭高(1万7726円98銭)から10分ほどの間に245円78銭安(1万7185円27銭)まで下押し、その後は一転、小動きに。米国が15日に2週連続の緊急利下げなどを発表し、ドル売り・円高が進行。一方、日銀は金融政策会合を早めて16日正午から開催と伝わった。日経平均の前引けは18円54銭高(1万7449円59銭)だった。

 自社株買いを発表したフリービット<3843>(東1)ヤーマン<6630>(東1)が急伸。新型コロナウイルスは湿気に弱いとの米専門機関の報告などを受け加湿・空気清浄機のダイキン工業<6367>(東1)シャープ<6753>(東1)ツインバード工業<6897>(東2)が高い。アンジェス<4563>(東マ)はオーストラリアでの臨床試験に関する発表が注目されてストップ高。イナリサーチ<2176>(JQS)は新型コロナウイルスの受託試験に関する発表でストップ高。

 東証1部の出来高概算は10億8429万株、売買代金は1兆4775億円。1部上場2166銘柄のうち、値上がり銘柄数は1713銘柄、値下がり銘柄数は419銘柄。

 また、東証33業種別指数は23業種が値上がりし、空運、水産・農林、陸運、証券・商品先物、パルプ・紙、などが高い。(HC)

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