寿スピリッツが続伸一段高、県をまたぐ移動の段階的緩和などに期待膨らむ

■第4四半期は影響受けたが前期は最高益、再び業績コースに復帰の期待

寿スピリッツ<2222>(東1)は5月26日、続伸一段高となり、11時にかけて11%高に迫る5790円(560円高)まで上げ、3月以降の回復相場で高値に進んだ。

 国内各地の地域限定ブランド銘菓会社を統括する持株会社式の製菓大手で、緊急事態制限の解除と6月1日からの県をまたぐ移動の段階的緩和は旅行を喚起するため追い風との見方が出ている。

 前期・2020年3月期の連結決算は、第4四半期に入って新型コロナウイルス流行の影響を大きく受けたが、第3四半期までの好調推移によって売上高が前期比10.8%増、営業利益は同8.0%増となるなどで最高益を更新した。このため、様々な自粛が解除されれば再び高業績コースに復帰すると見られている。(HC)

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