【株式市場】景気敏感株等強く日経平均は後場一時378円高まで上げ大幅に反発

株式

◆日経平均は2万2945円50銭(358円49銭高)、TOPIXは1589.51ポイント(24.36ポイント高)、出来高概算(東証1部)は12億4571万株

 7月15日(水)後場の東京株式市場は、日銀の金融政策決定会合で政策が据え置かれたため、日経平均は前引けを50円下回る272円高で始まった。しかし、ソニー<6758>(東1)は「PS5」増産報道で一段高となり、日本製鉄<5401>(東1)などの鉄鋼株は前場上げた水準をおおむねキープ。日経平均も一段高となり、14時に378円55銭高(2万2965円56銭)まで上げた。大引けもほぼ同水準を保ち大幅反発となった。

 後場は、首都圏マンション動向の販売在庫減などを受け野村不動産HD<3231>(東1)などが一段高。ダントーHD<5337>(東1)は米国子会社による現地企業への出資などが材料視され大引けまで買い気配のままストップ高。アートスパークHD<3663>(東2)はグループ会社の独商用車大手との提携が好感されて急伸。メタップス<6172>(東マ)はグループ会社の事業拡大が注目されて中盤から一段高。ブロッコリー<2706>(JQS)は第1四半期の大幅増益への評価が拡大とされて再び一段高。

 東証1部の出来高概算は12億4571万株(前引けは6億1160万株)、売買代金は2兆2092億円(同1兆692億円)。1部上場2171銘柄のうち、値上がり銘柄数は1860(前引けは1605)銘柄、値下がり銘柄数は260(同482)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種(前引けは銀行業を除く32業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉱業、鉄鋼、機械、不動産、ゴム製品、サービス、輸送用機器、陸運、水産・農林、小売り、倉庫・運輸、非鉄金属、化学、などとなった。(HC)

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