【話題】再び1000円割った売買単価の行方

■日経平均がNYダウの後を追って上に行くには再度、単価上昇が必要

東証1部の売買単価が5月18日(月)に952円と、去る5月11日(月)の983円に続いて1000円水準を割り込んでいる。マーケットの物色銘柄が、株価水準の高い、いわゆる値ガサ株から株価水準の低い中低位株へ矛先が変化しているといえる。

今年の売買単価最高は4月28日の1373円、同最低は1月8日の890円となっている。

とくに、売買単価の高い時は日経平均も高くなり、売買単価の低いときは日経平均は安くなる関係がみられる。1月8日の売買単価最低の時は日経平均1万7916円と年初来安値水準となり、4月28日の売買単価最高のときは日経平均が2万0133円と年初来高値水準だった。

19日(火)は日経平均が1万999円50銭まで値を上げたものの2万円に届いていないことはマーケットの物色が日経平均型値ガサ株でなく中低位へ移りつつあることを察知していることかも知れない。

ここから先、NYダウの高値更新の後を追って日経平均が年初来高値2万0252円(4月23日)を抜いて上に行くには、再度、売買単価の上昇が求められる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■2025年のパン屋倒産が急減、SNS発信とインバウンドが追い風  帝国データバンクは11月29日…
  2. ■「働いて働いて──」が年間大賞!多様な社会現象を映すトップテン発表  自由国民社は12月1日、年…
  3. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る