ビザスクは上値試す、ナレッジシェアリングプラットフォームを運営

株式市場 銘柄

 ビザスク<4490>(東マ)は、ビジネス分野に特化したナレッジシェアリングプラットフォームを運営している。21年2月期は先行投資で減益予想としたが、取扱高の成長を加速するとしている。中期的に収益拡大を期待したい。株価は高値更新の展開だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■ビジネス分野に特化したナレッジシェアリングプラットフォームを運営

 20年2月東証マザーズに新規上場した。ビジネス分野に特化したナレッジシェアリングプラットフォームを運営している。

 ビジネス知見を持つアドバイザー(知見データベースに登録)と、依頼者(大手企業を中心とする顧客層)をマッチングして、ビザスク1時間インタビュー(オンラインが中心)という形でスポットコンサルを提供する。高度なオペレーションで高精度のマッチングを実現している。マッチング実績は20年5月末時点で累計5.7万件超となった。

■21年2月期は先行投資で減益予想だが取扱高の成長を加速

 21年2月期の連結業績予想(期初時点では未定としていたが7月14日に公表)は、売上高が20年2月期比42.3%増の14億円だが、営業利益が23.1%減の55百万円、経常利益が16.1%減の48百万円、純利益が31.9%減の36百万円としている。

 人材採用、マーケティング施策、シンガポール子会社などの先行投資で減益予想としたが、取扱高は22億50百万円を計画し、成長を加速するとしている。

 なお第1四半期は売上高が前年同期比45.4%増の3億04百万円、営業利益が62.8%減の7百万円だった。新型コロナウイルスの影響は、一部でキャンセルが発生して5月に成長がやや鈍化したが、緊急事態宣言解除後の6月は成長軌道が再加速したとしている。中期的に収益拡大を期待したい。

■株価は上値試す

 株価は高値更新の展開だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。8月3日の終値は2645円、時価総額は約228億円である。

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