三井金属は第2四半期の業績予想の増額が好感され一段高

■金属市況の上昇や原価低減の推進などで

三井金属<5706>(東1)は8月11日、一段高となり、取引開始後に15%高の2690円(356円高)まで上げて戻り高値を大きく更新した。8月7日の取引終了後、第1四半期決算と第2四半期連結業績予想の増額修正を発表。改めて注目されている。

 第2四半期の連結業績予想(2020年4~9月、累計)を、営業利益は従来予想の5億円から25億円の見込みに引き上げ、親会社株主に帰属する純利益は同じく82%引き上げて100億円の見込みに引き上げた。第1四半期決算で特別利益として投資有価証券売却益136億円などを計上したほか、金属価格が想定を上回って推移していること、受取配当金の増加に加え、自動車部品セグメントの更なる原価低減を要因とした。(HC)

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