LibWorkはM&Aで21年6月期大幅増収増益予想

(決算速報)
 LibWork<1431>(東マ)は8月11日の取引時間中に20年6月期の業績(非連結)を発表した。新型コロナウイルスの影響で減収減益だったが、期初計画を上回った。21年6月期(連結決算に移行)タクエーホームを子会社化して大幅増収増益予想としている。収益拡大を期待したい。株価は業績発表に対してネガティブ反応となったが、目先的な売り一巡して上値を試す展開を期待したい。

■21年6月期はM&A効果で大幅増収増益予想

 20年6月期の業績(非連結)(8月6日に上方修正)は、売上高が19年6月期比8.5%減の60億36百万円、営業利益が72.9%減の1億44百万円、経常利益が65.9%減の1億95百万円、そして純利益が64.9%減の1億37百万円だった。新型コロナウイルスの影響で着工遅延が発生するなど、事業活動が制限されたため減収減益だったが、計画を上回った。

 21年6月期の連結業績(タクエーホームを子会社化して連結決算に移行)は、売上高が95億円、営業利益が3億90百万円、経常利益が4億円、純利益が2億46百万円としている。M&A効果により、20年6月期の非連結業績との比較で大幅増収増益予想となる。スケールメリットを活かしてグループ全体のコストダウンを推進する。また21年4月頃にはサブスクリプションの新規事業を開始予定としている。収益拡大を期待したい。

■株価は目先的な売り一巡して上値試す

 株価(20年1月1日付で株式2分割)は戻り高値圏だったこともあり、業績発表に対してネガティブ反応となったが、目先的な売り一巡して上値を試す展開を期待したい。8月11日の終値は2060円、時価総額は約112億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る