【株式市場】日経平均は後場も軟調で小幅続落、米中関係に加えNZ取引所へのサイバー攻撃など気にされる

株式

◆日経平均は2万3208円86銭(82円安)、TOPIXは1615.89ポイント(8.59ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少なめで9億2362万株

 8月27日(木)後場の東京株式市場は、円高の一服を受け東京エレクトロン<8035>(東1)が取引開始から一気に値を戻すなど、一部銘柄が強さを回復した。日経平均も13時にかけて60円安程度まで回復した。ただ、米中関係の緊張に加え、ニュージーランド(NZ)証券取引所が3日続けて取引を中断し、サイバー攻撃が繰り返されている模様、といった報道を気にかける様子もあり、大引けにかけてはダレ模様となり小幅安。前日比続落となった。

 後場は、日本電波工<6779>(東1)が新型コロナ抗原検査装置を実証実験との発表が好感されて急伸し終盤はストップ高。東京ボード工業<7815>(東2)は延期している第1四半期決算発表が近いのではとされ一段高となりストップ高。コパ・コーポ<7689>(東マ)は6月上場で8月に入り高値更新相場のため荷もたれ感がないとされ一段と上げてストップ高。No.1<3562>(JQS)は26日のストップ高に続き一段高となり業績予想の増額修正を連日好感。

 東証1部の出来高概算は少なめで9億2362万株(前引けは4億6129万株)、売買代金は1兆7234億円(同8629億円)。1部上場2172銘柄のうち、値上がり銘柄数は805(前引けは671)銘柄、値下がり銘柄数は1287(同1385)銘柄。

 また、東証33業種別指数で高い業種は5業種(前引けは6業種)にとどまり、値上がりした業種は、ゴム製品、サービス、倉庫/運輸、精密機器、食料品、となった。(HC)

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