【株式市場】猛暑関連株も動き日経平均は大引けにかけ一段と上げ反発

株式

◆日経平均は2万3274円13銭(184円18銭高)、TOPIXは1620.89ポイント(11.15ポイント高)、出来高概算(東証1部)は10億7485万株

 9月8日(火)後場の東京株式市場は、サッポロHD<2501>(東1)などのビール関連株が一段とジリ高基調になり、猛暑が材料視との見方。花王<4452>(東1)などもジリ高。日経平均は79円高で始まり、14時過ぎまで一進一退だったが、大引けにかけては一段高。自民党総裁選の候補者演説で「SDGs(持続可能な開発目標)型社会」など、株式市場の物色テーマと重なる政権構想が出たとされ期待する動きがあった。

 後場は、富士製薬工業<4554>(東1)が14時前から急伸して東証1部の値上がり率1位。自民党総裁選の候補者演説で不妊治療に保険適用の公約が出たとされ、あすか製薬<4514>(東1)も急動意。NTTドコモ<9437>(東1)は一時値を消したが回復。ウェルス・マネジメント<3772>(東2)は株主優待(9月末)の拡充が連日好感され続伸一段高。ミクリード<7687>(東マ)は「GoToイート」が追い風になるとされて後場ストップ高。アビックス<7836>(JQS)はAIで店内混雑なども計測するIoTデジタルサイネージなどが材料視され再び急伸。

 東証1部の出来高概算は10億7485万株(前引けは5億1531万株)、売買代金は2兆941億円(同1兆238億円)。1部上場2172銘柄のうち、値上がり銘柄数は1757(前引けは1302)銘柄、値下がり銘柄数は344(同742)銘柄。

 また、東証33業種別指数は30業種(前引けは20業種)が値上がりし、値上がり率上位は、サービス、食料品、鉄鋼、不動産、非鉄金属、水産/農林、鉱業、化学、繊維製品、精密機器、などとなった。(HC)

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