【株式市場】日経平均は76円安、トランプ関税の影響など気になりファーストリテの影響大だがTOPIXは堅調

◆日経平均は3万9569円68銭(76円68銭安)、TOPIXは2823.24ポイント(10.90ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は18億6480万株

 7月11日(金)後場の東京株式市場は、ファーストリテ<9983>(東証プライム)が前日発表の決算とトランプ関税の影響懸念などを受けて大きく下げたまま底練り状態となり、日経平均を200円超引っ張ったまま推移し、日経平均は3万9600円前(50円安前後)で15時頃まで小動きとなった。大引けも軟調で2日続落。一方、TOPIXは堅調で反発した。米トランプ大統領がカナダへの関税を35%とする方針と伝えられ、トヨタ<7203>(東証プライム)がダレ模様で推移するなど自動車株の値動きが重い。一方、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東証プライム)などの銀行株は上げ幅を保って強い値動きとなった。

 後場は、オーエスジー<6136>(東証プライム)が一段と強含み創立88周年の記念配当など好感。インタートレード<3747>(東証スタンダード)はビットコイン最高値による需要増への期待に加え企業分析レポートが高評価とされて急伸しストップ高。グロースエクスパートナーズ<244A>(東証グロース)は米マイクロソフトの生成AIによる新サービスに期待強まり急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は18億6480万株(前引けは9億6566万株)、売買代金は4兆5653億円(同2兆4362億円)。プライム上場1626銘柄のうち、値上がり銘柄数は1152(前引けは1327)銘柄、値下がり銘柄数は420(同269)銘柄。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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