ピアラは18年高値目指す、20年12月期大幅増収増益予想

株式市場 銘柄

 ピアラ<7044>(東1)はヘルスケア&ビューティおよび食品市場のEC通販企業に対してEC支援事業を展開している。20年12月期大幅増収増益予想としている。EC市場拡大も背景として収益拡大を期待したい。株価は急伸して年初来高値を更新している。自律調整を交えながら18年IPO時の上場来高値を目指す展開を期待したい。

■EC支援事業を展開

 マーケティングコミットカンパニーとして、ヘルスケア&ビューティおよび食品市場のEC通販企業向けを中心に、EC支援事業(ECマーケティングテックおよび広告マーケティング)を展開している。

 ECマーケティングテックはオンライン媒体を利用したKPI保証型サービス、広告マーケティングはオフライン媒体を利用した手数料型サービスを主力としている。また新規事業・サービスとしてD2C支援事業や金融支援サービスなども開始している。

■20年12月期大幅増収増益予想

 20年12月期連結業績予想は、売上高が19年12月期比17.0%増の158億65百万円、営業利益が30.2%増の5億31百万円、経常利益が27.5%増の5億18百万円、純利益が12.1%増の3億51百万円としている。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比17.0%増の73億46百万円、営業利益が37.0%増の2億22百万円だった。ECマーケティングテックが伸長し、コストコントロールも寄与して計画超の大幅増益だった。

 第2四半期累計の進捗率は売上高46.3%、営業利益41.8%だった。利益進捗率がやや低水準の形だが、期初時点で下期偏重の計画である。通期ベースでも収益拡大を期待したい。

■株価は18年高値目指す

 株価(20年2月15日付で株式2分割、20年7月30日付で東証マザーズから東証1部に市場変更)は急伸して年初来高値を更新している。自律調整を交えながら18年12月IPO時の上場来高値を目指す展開を期待したい。9月24日の終値は2391円、時価総額は約170億円である。

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