海運株が一段高、NY株の最高値を受け景気回復に乗る期待拡大

■世界的なコンテナ船不足などに加えアフガンでの爆発も買い材料に

 週明け8月30日の東京株式市場では、海運株が再びほぼ全面高で始まった。川崎汽船<9107>(東1)は取引開始後に5%高の5540円(280円高)まで上げて2008年以来の高値に進み、商船三井<9104>(東1)は6%高の8310円(470円高)まで上げ、株式併合など調整後の株価で2008年以来の8000円台に進んでいる。

 大手各社を中心に、先の四半期決算で相次いで業績予想を増額修正する銘柄が相次ぎ、業績の好調さが目立っている。加えて、前週末のNY株式がダウ243ドル高となり、S&P500種とNASDAQ総合指数は最高値を更新し、米国の大型インフラ整備予算による景気回復期待の強さが示されたため、景気回復による業績への追い風の期待がさらに強まる形になった。世界的なコンテナ船不足などが言われるほか、アフガンで再び爆発が発生と伝えられ、中東地域などでの運賃上昇観測もある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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