【株式市場】日経平均は後場寄り後に一時118円安まで軟化し続落だが東証マザーズ指数は6日続伸

株式

◆日経平均は2万3558円69銭(61円00銭安)、TOPIXは1643.35ポイント(4.03ポイント安)、出来高概算(東証1部)は8億5000万株

 10月12日(月)後場の東京株式市場は、中国が「元」の基準値を一段元高・ドル安に設定し対ドルで1年半ぶりの元高水準とされ、これに連動して昼頃に円高が強まり、日経平均は取引開始後に前場の安値を割り118円43銭(2万3501円26銭)をつけた。中で、ファーストリテ<9983>(東1)は逆行高となり、JR東日本<9020>(東1)は再び持ち直す動きになり、日経平均もその後は70円安から50円安の水準で大引けまで小動きを続け、前週末比では小幅続落となった。一方、東証マザーズ指数は6日続伸となり2018年1月以来の高値に進んだ。

 後場は、エムスリー<2413>(東1)ブイキューブ<3681>(東1)が政府のオンライン診療解禁方針などを受けてジリ高を続け、カネコ種苗<1376>(東1)は家庭での需要拡大などでジリ高。YEデジタル<2354>(東2)は旧・安川情報システムで親子上場解消への思惑とされて一段高。グローバルウェイ<3936>(東マ)は欧州子会社のeスポーツ関連新製品が材料視され前場ストップ高に達したまま大引けまで買い気配。シライ電子<6658>(JQS)は3次元立体配線用基材の開発が言われて前後場とも買い気配のまま大引けまでストップ高。

 東証1部の出来高概算は8億5000万株(前引けは4億538万株)、売買代金は1兆7455億円(同8183億円)。1部上場2179銘柄のうち、値上がり銘柄数は815(前引けは652)銘柄、値下がり銘柄数は1276(同1408)銘柄。

 また、東証33業種別指数は12業種(前引けは9業種)が値上がりし、値上がり率上位は、空運、水産/農林、情報通信、サービス、その他製品、不動産、金属製品、繊維製品、鉱業、化学、などとなった。(HC)

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