【株式市場】日経平均は352円高、後場は鉄道、百貨店など内需株が強く一段と上げ2日続伸

◆日経平均は3万4730円28銭(352円68銭高)、TOPIXは2559.15ポイント(28.92ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は14億7621万株

 4月18日(金)後場の東京株式市場は、引き続き自動車株や海運株が堅調に推移した上、百貨店、鉄道、空運、小売り株などに一段高の銘柄が見られ、一部には消費減税への期待があるとの見方も。為替は円高だったが、日経平均は一段ジリ高となり、14時過ぎには381円高(3万4758円)まで上げ、大引けまで上げ幅を保った。2日続伸。三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)や良品計画<7453>(東証プライム)が一段と上げ、東京メトロ<9023>(東証プライム)は上場来の高値。山崎製パン<2212>(東証プライム)は9連騰。JR各社も一段強い値動きとなった。NY市場は18日が聖金曜日で休場となる。

 後場は、チヨダ<8185>(東証プライム)が13時半に発表した中期計画を受けて急伸し、テラスカイ<3915>(東証プライム)は好決算と今期予想を好感した週前半の上げが再燃とされ一段高。シャルレ<9885>(東証スタンダード)も一段と上げ円高が追い風の見方。芝浦電子<6957>(東証スタンダード)は台湾企業によるTOB(公開買付)価格引き上げを受け終日買い気配のまま大引けでストップ高。フライヤー<323A>(東証グロース)は2月決算を好感した急伸相場が再燃とされ一段高。ファンデリー<3137>(東証グロース)は14時頃から急伸しストップ高。売れるネット広告社グループ<9235>(東証グロース)はAIによるアパレル試着映像サービスが材料視され2日連続ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は14億7621万株(前引けは7億3111万株)、売買代金は3兆3015億円(同1兆6681億円)。プライム上場1637銘柄のうち、値上がり銘柄数は1496(前引けは1488)銘柄、値下がり銘柄数は120(同130)銘柄。

 東証33業種別指数はサービスを除く32業種(前引けはサービス、機械を除く31業種)が値上がりし、値上がり率上位は、医薬品、海運、鉱業、倉庫運輸、建設、小売り、石油石炭、繊維製品、金属製品、水産農林、情報通信、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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