ディ・アイ・システムは21年9月期大幅増収増益予想

(決算速報)
ディ・アイ・システム<4421>(JQ)は、11月13日の取引時間終了後に20年9月期の連結業績を発表した。2桁増収だが先行投資などで大幅減益だった。21年9月期は需要が堅調に推移して大幅増収増益予想としている。収益拡大を期待したい。株価は10月の年初来高値圏から急反落したが、大幅増収増益予想を好感する動きとなりそうだ。戻りを試す展開を期待したい。

■20年9月期は先行投資で大幅減益、21年9月期は大幅増収増益予想

 20年9月期連結業績は、売上高が19年9月期比11.1%増の42億83百万円、営業利益が54.9%減の1億06百万円、経常利益が50.0%減の1億09百万円、純利益が49.9%減の77百万円だった。

 需要が堅調に推移して2桁増収(システムインテグレーション事業が10.8%増収、教育サービス事業が8.8%増収)だが、事業所新・増設や内部管理体制強化に伴うソフトウェア投資などの先行投資で大幅減益だった。新型コロナウイルスに伴う商談停滞も影響した。

 21年9月期連結業績予想は、売上高が20年9月期比15.2%増の49億33百万円、営業利益が70.0%増の1億81百万円、経常利益が63.9%増の1億80百万円、純利益が55.6%増の1億21百万円としている。

 需要が堅調に推移し、先行投資に係る一時的費用の一巡も寄与して、大幅増収増益予想としている。収益拡大を期待したい。

■株価は戻り試す

 株価は10月の年初来高値から急反落したが、調整一巡感を強めている。21年9月期大幅増収増益予想を好感する動きとなりそうだ。戻りを試す展開を期待したい。11月13日の終値は1771円、時価総額は約27億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■昔ながらの味わいを現代風にアレンジ、全国スーパーなどで展開  第一屋製パン<2215>(東証スタ…
  2.  日清食品ホールディングス<2897>(東証プライム)傘下の日清食品は8月18日、「カップヌードル…
  3. ■世界が注目する学問を豊富な事例とイラストで紹介  学研ホールディングス<9470>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…
  2. ■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして…
  3. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…
  4. ■総裁選関連株が再び脚光、政権交代期待が市場を刺激  今週の最注目銘柄は、さいか屋<8254>(東…
  5. ■金先物関連株、最高値更新で安全資産需要が強まる  日本取引所グループ<8697>は9月24日、今…
  6. ■石破首相辞任表明後も市場は急落回避、投資家の買い意欲継続  「一寸先」は、不確実で予測が難しい。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る