イチケンが急騰、『ビジョン2035』策定、売上高1500億円・ROE10%以上を掲げる

■商業施設建築を中核に成長拡大、不動産循環投資とベトナム強化

 イチケン<1847>(東証スタンダード)は2月25日、長期経営計画『ビジョン2035』と、2026年度から2028年度を対象期間とする「中期経営計画(2026-2028)」を策定したと発表した。『ビジョン2035』は2026年度~2035年度の10カ年計画で、経営テーマに「進化・躍進」を掲げ、基幹の建築事業の安定・充実に加え、不動産・海外事業の拡充や新規事業を含む業容拡大を基本方針に据える。2036年3月期の目標として、売上高1,500億円、ROE10%以上、営業利益率7%以上、配当性向40%~45%程度を示し、投資総額は400億円とした。

 中期経営計画(2026-2028)は経営テーマを「成長拡大」とし、基本方針に「成長投資と収益力の強化」を設定した。建設事業では中核の商業施設の建築やリニューアル工事に注力し、不動産事業は循環投資の継続、海外事業はベトナム事業の体制強化、新規事業は環境分野やFCなど既存事業以外の収益確保を模索する。計画期間内の達成目標は売上高1,100億円、営業利益率7%以上、ROE10%以上、自己資本比率50%以上、D/Eレシオ0.3倍以下とし、株主還元方針は配当性向40%程度またはDOE4%程度、投資総額は100億円とした。

■株価は急騰、年初来高値更新

 2月26日、株価は急騰し、前日比370円高の6410円まで上昇、取引時間中に6510円の年初来高値を更新した。2月上旬の5000円前後から上昇基調が続く。PER8.46倍、PBR1.23倍と割安感が意識される一方、ROE13.79%、自己資本比率50.4%と財務指標は堅調。1株配当230円予想で配当利回り3.59%も支援材料となり、業績拡大期待を背景に買いが優勢となっている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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