【話題】日経平均の10日続伸はバブル相場の1988年2月以来

■見方を変えれば現在の相場も向こう1年10カ月は上昇する可能性が

28日の東京株式市場では、日経平均が10日続伸となり、2000年以来の高値を4日続けて更新した。10日続伸は、市場関係者によると1988年2月27日までの13日続伸以来になる。

これは、いわゆるバブル相場で最高値をつけた89年12月29日大納会の3万8915円87円銭(終値)の約1年10カ月前になり、見方を変えれば、現在の相場も向こう1年10カ月は上昇基調が続く可能性があるといえる。

テクニカル的には、上昇相場の初期に記録的な連騰が出現した場合は長期上昇相場が始まるシグナルになることが多いとされる。一方、ある程度上昇相場が続いた果てに記録的な連騰が出現した場合は、その後に微調整が入るケースが少なくないとされる。それでも、連騰そのものは相場が強い証拠であり、微調整の到来は絶好の買い場になるケースが少なくないとされる。

28日は一時182円75銭高(2万655円33銭)まで上げ、終値も2万551円46銭(78円88銭高)となった。10日続伸となり、4日続けて2000年以来の高値を更新した。

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