【株式市場】日経平均は後場一段と強含み2日続伸、鉄道など下げるが北米景気関連株など高い

株式

◆日経平均は2万6806円67銭(49円27銭高)、TOPIXは1792.58ポイント(5.75ポイント高)、出来高概算(東証1部)は11億4095万株

 12月17日(木)後場の東京株式市場は、ソニー<6758>(東1)信越化学<4063>(東1)が水準を一段上げて始まり、日本製鉄<5401>(東1)も一段戻してスタート。日経平均も水準を一段上げて始まり、13時30分頃から前場の高値を上回った。14時過ぎに新型コロナ感染者拡大が伝えられ、JR東日本<9020>(東1)は一段安。しかし日経平均は一時値を消した程度で大引けは2日続伸となった。

■5銘柄が新規上場、3銘柄は買い先行のまま初値つかず

 後場は、任天堂<7974>(東1)ベルーナ<9997>(東1)が一段とジリ高傾向を強め、新型コロナ拡大による巣ごもり需要効果などへの期待が再燃。新内外綿<3125>(東2)川本産業<3604>(東2)は14時過ぎから急伸し、東京都の新型コロナ新規感染者数800人以上とのテレビ報道に反応。プレミアアンチエイジング<4934>(東マ)は業績予想の増額など好感した相場が再燃し一段高隣ストップ高。菱友システムズ<4685>(JQS)は12月末の株式5分割が再び材料視され一段高。

 5銘柄が新規上場となり、オーケーエム<6229>(東2)ビートレンド<4020>(東マ)プレイド<4165>(東マ)かっこ<4166>(東マ)リベルタ<4935>(JQS)。うちビートレンド、プレイド、かっこの3銘柄は買い気配のまま初値がつかなかった。

 東証1部の出来高概算は11億4095万株(前引けは5億6608万株)、売買代金は2兆5456億円(同1兆2637億円)。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は849(前引けは710)銘柄、値下がり銘柄数は1253(同1375)銘柄。

 また、東証33業種別指数は11業種(前引けは9業種)が値上がりし、値上がり率上位は、その他製品、情報/通信、海運、電気機器、精密機器、サービス、パルプ紙、証券/商品先物、などとなった。

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