【株式市場】感染力の強い新型コロナの変種が気になり日経平均は朝高の後値を消し一時229円安81円安

株式

◆日経平均は2万6603円60銭(159円79銭安)、TOPIXは1781.65ポイント(11.59ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億4353万株

 12月21日(月)前場の東京株式市場は、トヨタ自動車<7203>(東1)などが取引開始後ほどなく軟化し、ソニー<6758>(東1)は堅調だが伸びきれず、日経平均は取引開始直後の142円28銭高(2万6905円67銭)を上値に急速に値を消した。感染力の強い新型コロナの変種が英国以外でも発見とされ、内閣支持率の下落もあったもよう。日経平均は11時にかけて229円76銭安(2万6533円63銭)まで下押す場面があった。

 中で、長野計器<7715>(東1)は圧力計への需要が水素燃料車とともに期待とされて一段高。土屋HD<1840>(東2)は今期業績予想などが連日材料視され一段高。そーせいG<4565>(東マ)は英グラクソとの提携・一時金が材料視されて活況高。アサカ理研<5724>(JQS)は1月末の株式分割発表が好感されてストップ高。

 21日は2銘柄が新規上場となり、ポピンズ<7358>(東1)は、9時12分に公開価格2850円を6.0%下回る2679円で売買が成立し初値をつけた。その後は2829円まで上げて前引けは2811円。いつも<7694>(東マ)は買い気配のまま初値がつかず、前引けは公開価格1540円を75%上回る2695円の買い気配。

 東証1部の出来高概算は5億4353万株、売買代金は1兆180億円。1部上場2185銘柄のうち、値上がり銘柄数は600銘柄、値下がり銘柄数は1482銘柄。

 また、東証33業種別指数は4業種が値上がりし、非鉄金属、銀行、情報/通信、倉庫/運輸が高い。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  2. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…
  3. ■メガバンク株は業績修正や自己株取得が焦点、再編思惑も視野  銀行株やコメ関連株は盆休み明けの注目…
  4. ■日経平均史上最高値更新、夏枯れ懸念を払拭  前週末15日のマーケットは、お盆を象徴するかのように…
  5. 【ダブルセット・フルセット銘柄、夏休み明けも底堅さに期待】 ■上方修正・増配・株式分割の好材料銘柄…
  6. ■上方修正・下方修正問わず買い集まる異例の展開  3連休入りした9日の成田空港では、夏休みを海外で…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る