【株式市場】日経平均は437円安となり大幅反落、後場は午前の安値を割らず底堅い

◆日経平均は2万7350円30銭(437円68銭安)、TOPIXは1922.91ポイント(26.21ポイント安)、出来高概算(東証プライム市場)は11億7486万株

 4月6日(水)後場の東京株式市場は、米国が次回の利上げで0.5%幅の改定を行った場合、日本も現状の超低利は続けられないとの見方があり、資産運用環境の好転が見込める保険株や預貸利ザヤ改善の見込めるメガバンクに高い銘柄がみられ、前場上げた石油石炭株の一角もしっかり。日経平均は前引けより20円ほど下げ幅を縮めて始まり、14時にかけては下げ幅を300円台に縮めたが、大引けは下げ幅400円台で大幅な反落となった。

 後場は、マーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)が一段高となり、日用品や家具類などの中古再利用によるゴミ減量を進める自治体と同社の「おいくら」との連携が東京都墨田区、川崎市に続いて広がる期待など言われ1週間ぶりに年初来の高値を更新。VTホールディングス<7593>(東証プライム)も一段と上げ、2月に据え置いた業績予想を増額修正したため意外感。エヌリンクス<6578>(東証スタンダード)は新作ゲームアプリ期待で上げた後の反動安が移動平均の水準まで達し調整一巡感とされ急反発。

 3月30日上場のギックス<9219>(東証グロース)、上場3日目のセカンドサイトアナリティカ<5028>(東証グロース)は一段と上げて高値を更新した。

 東証プライム市場の出来高概算は11億7486万株(前引けは5億4627万株)、売買代金は2兆7911億円(同1兆2681億円)。プライム上場1839銘柄のうち、値上がり銘柄数は259(前引けは228)銘柄、値下がり銘柄数は1545(同1566)銘柄。

 また、東証33業種別指数は石油石炭1業種のみ値上がりし(前引けは石油石炭、銀行の2業種が値上がり)、値下がり率の大きい業種は、海運、金属製品、鉄鋼、ゴム製品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る