テモナは反発の動き、21年9月期大幅増収増益予想

株式市場 銘柄

 テモナ<3985>(東1)はサブスクリプションビジネスに特化したEC支援企業である。21年9月期は積極的な事業展開で大幅増収増益予想としている。EC市場拡大も追い風として収益拡大基調を期待したい。株価は上値を切り下げる形でやや軟調だったが、売り一巡して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。

■サブスクリプションビジネスに特化したEC支援企業

 サブスクリプションビジネスに特化したBtoC事業者向けEC支援企業である。主力サービスは、従来の主力だった健康食品・化粧品業界向け単品通販・定期通販システムたまごリピートから、後継サービスであるショッピングカートシステムのサブスクストア(旧たまごリピートNext)にシフトしている。

 またB2B通販専用Web受発注サービスのサブスクB2B、美容院向けのサブスクビューティ、実店舗向けのサブスク@なども展開し、サービスラインの拡充やターゲット市場の拡大を推進している。システム利用料、決済手数料、流通額に応じた成果報酬などが収益源となる。

■21年9月期大幅増収増益予想

 21年9月期連結業績予想は、売上高が20年9月期比26.5%増の29億10百万円、営業利益が2.1倍の3億78百万円、経常利益が2.0倍の3億49百万円、純利益が2.1倍の2億09百万円としている。

 サブスクストアの拡販を中心とする積極的な事業展開で大幅増収増益予想としている。EC市場やサブスクリプション市場の拡大も追い風として収益拡大基調を期待したい。

■株価は反発の動き

 株価は上値を切り下げる形でやや軟調だったが、売り一巡して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。1月27日の終値は1017円、時価総額は約114億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る