ヤマダHDが一段高、四半期決算や通期予想純利益の増額修正など注目される

■第3四半期累計純利益は72%増加、株主優待は保有期間を廃止

 ヤマダ電機のヤマダホールディングス(ヤマダHD)<9831>(東1)は2月4日、一段高で始まり、取引開始後は573円(17円高)をつけて昨年9月以来の水準に進んでいる。

 4日朝、第3四半期決算と今3月通期純利益予想の増額修正、株主優待の変更を発表し、注目されている。第3四半期までの連結売上高(2020年4~12月、累計)は前年同期比5.3%増の1兆2830.93億円となり、親会社株主に帰属する純利益は同72.2%増の427.23億円だった。

 法人税等合計を検証した結果、法人税等合計が前回見込みよりも110億円減少する見込みになり、今3月期の連結純利益の見通しを430億円の見込み(前期比74.8%増)に引き上げた。

 また、毎年3月末、9月末に行っている株主優待については、利益還元の公平性、および株主配当とのバランス等という観点から、保有期間に応じた上乗せの廃止を発表した。(HC)

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