朝日ラバーは21年3月期利益予想を下方修正、22年3月期回復期待

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(決算速報)
 朝日ラバー<5162>(JQ)は3月15日の取引時間終了後に21年3月期第3四半期累計の連結業績を発表した。新型コロナウイルス影響による車載用の需要減少などで減収・営業赤字だった。ただし第3四半期は需要回復基調となって営業黒字化した。通期予想は売上高を上方修正したが、利益を下方修正した。中国の連結子会社における棚卸資産過大計上修正などが影響する。22年3月期の収益回復を期待したい。株価はモミ合い展開だ。21年3月期業績悪化懸念を織り込み済みで、利益下方修正に対しても下値限定的だろう。

■21年3月期3Qは需要回復基調で営業黒字、通期は利益予想を下方修正

 21年3月期第3四半期累計連結業績は、売上高が前年同期比17.8%減の45億95百万円で、営業利益が1億60百万円の赤字(前年同期は2億42百万円の黒字)、経常利益が97百万円の赤字(同2億62百万円の黒字)、そして四半期純利益が82.4%減の28百万円だった。

 新型コロナウイルス影響による車載用の需要減少などで減収・営業赤字だった。累計ベースでは工業用ゴム事業が20.9%減収、医療・衛生用ゴム事業が1.5%減収だった。

 ただし、四半期別(中国の連結子会社における棚卸資産過大計上で第2四半期累計の数値を一部修正)に見ると、第1四半期は売上高14億30百万円で営業利益27百万円の赤字、第2四半期は売上高14億19百万円で営業利益1億52百万円の赤字、第3四半期は売上高17億46百万円で営業利益19百万円の黒字だった。第3四半期に需要回復基調となって営業黒字化した。

 通期の連結業績予想は売上高を上方修正、利益を下方修正して、売上高が20年3月期比13.7%減の64億61百万円、営業利益が1億04百万円の赤字(20年3月期は3億25百万円の黒字)、経常利益が24百万円の赤字(同3億46百万円の黒字)、当期純利益が45.6%減の69百万円とした。

 需要が回復基調のため売上高を上方修正したが、利益面では中国の連結子会社における棚卸資産過大計上修正などが影響する。22年3月期の収益回復を期待したい。

■株価は業績悪化懸念を織り込み済み

 株価はモミ合い展開だ。21年3月期業績悪化懸念を織り込み済みで、利益下方修正に対しても下値限定的だろう。3月15日の終値は695円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS15円21銭で算出)は約46倍、時価総額は約32億円である。

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