【株式市場】日経平均は後場下げ幅600円前後で膠着し大幅続落だが日経JQ平均は堅調で12日続伸

株式

◆日経平均は2万9174円15銭(617円90銭安)、TOPIXは1990.18ポイント(22.03ポイント安)、出来高概算(東証1部)は13億8426万株

 3月22日(水)後場の東京株式市場は、ルネサス<6723>(東1)の工場火災による自動車用半導体の不足懸念からトヨタ<7203>(東1)などの自動車株が一段ジリ安となり、日銀による日経平均ETF(上場投信)購入停止の影響大とされるファーストリテ<9983>(東1)は一段下値を模索。半面、日本製鉄<5401>(東1)や海運株は一段と強含んだ。日経平均は前場の安値(684円42銭安の2万9107円63銭)を割らなかったが大幅安で推移。一方、日経JQ平均は堅調で12日続伸。

 後場は、昼に業績・配当予想の増額を発表した日本取引所G<8697>(東1)が急速に持ち直し13時半頃からプラス転換。ユニチカ<3103>(東1)は世界的なナイロン原料不足に対し別の中間原料との前週末報道などが注目され一段高。リファインバース<6531>(東マ)は再生繊維が連想され一段ジリ高。コメ兵HD<2780>(東2)は九州エリアの買取体制強化を目的とする博多阪急店の4月出店など材料視され一段ジリ高。

 東証1部の出来高概算は13億8426万株(前引けは6億9789万株)、売買代金は3兆338億円(同1兆4267億円)。1部上場2195銘柄のうち、値上がり銘柄数は908(前引けは762)銘柄、値下がり銘柄数は1190(同1334)銘柄。

 また、東証33業種別指数は9業種(前引けは6業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、鉄鋼、電力/ガス、鉱業、石油/石炭、卸売り、空運、などが高くなった。(HC)

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