【株式市場】引き続き米投資会社の損失問題など注視され日経平均は朝方に267円安のあとも下値でもみ合う

株式

◆日経平均は2万9200円21銭(232円49銭安)、TOPIXは1965.10ポイント(12.76ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億6528万株

 3月31日(水)前場の東京株式市場は、トヨタ自<7203>(東1)ソニー<6758>(東1)は堅調だったが、日経平均は取引開始後に267円18銭安(2万9165円52銭)まで下押し、その後も下げ幅200円前後のまま一進一退となった。米投資会社の巨額損失の影響が、野村証券グループに続き三菱UFJモルガン・スタンレー証券にも及ぶとの観測報道や、米金利上昇、米国株安が相場心理を冷やした。

西松屋チェ<7545>(東1)が業績予想の増額修正と自社株買い発表などで活況高となり戻り高値を更新し、ヤマシタヘルスケアHD<9265>(東1)は業績予想の増額と大幅増配が好感されストップ高。バイク王&カンパニー<3377>(東2)も業績予想の増額が好感され一段高。Welby<4438>(東マ)は新型コロナワクチン接種前後の症状管理など行うPHRプラットフォーム提供開始が材料視されて急伸。Speee<4499>(JQS)は子会社とNTTデータがブロックチェーン技術活用などで技術連携したことなど材料視され急伸。

 東証1部の出来高概算は5億6528万株、売買代金は1兆1619億円。1部上場2186銘柄のうち、値上がり銘柄数は682銘柄、値下がり銘柄数は1435銘柄。

 また、東証33業種別指数は4業種の値上がりにとどまり、輸送用機器、サービス、精密機器、鉄鋼、が高い。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る