【株式市場】親イラン派組織がサウジ攻撃と伝わり日経平均は後場一時下げるが持ち直し反発

株式

◆日経平均は2万9642円69銭(21円70銭高)、TOPIXは1959.13ポイント(6.95ポイント高)、出来高概算(東証1部)は少な目で9億4138万株

 4月15日(木)後場の東京株式市場は、親イラン派の武装組織がサウジアラビアの石油施設を攻撃と伝えられたことなどをけ、日経平均は13時にかけて一時27円03銭安(2万9593円96銭)まで安くなる場面があった。しかし日本郵船<9101>(東1)などの海運株は値を保ち、前場上げた日本製鉄<5401>(東1)もしっかり。TOPIXは小高いまま推移し、日経平均も持ち直し、大引けは小幅だが反発となった。

 後場は、ゴールデンウイークを家庭で過ごす人が増加との報道などを受けて上場3日目の紀文食品<2933>(東1)が一段高となり高値更新幅を拡大。Gunosy<6047>(東1)は四半期決算が好感され一段強含む場面。SANEI<6230>(東2)は非接触の水道蛇口が好調とされ一段高。関通<9326>(東マ)は今期予想も大幅増益の決算などが好感され前場ストップ高で売買されたまま大引けまで買い気配。ファンデリー<3137>(東マ)は外出自粛拡大なら健康食宅配に追い風とされ高値圏で堅調。イメージワン<2667>(JQS)は原発処理水の浄化技術への取組などが注目され3日連続ストップ高。

 15日新規上場となったサイバートラスト<4498>(東マ)は買い気配のまま初値がつかず、大引けは気配値のまま上げる場合の本日上限値段の3820円(公開価格1660円の2.3倍)で買い気配。

 東証1部の出来高概算は少な目で9億4138万株(前引けは5億1218万株)、売買代金は2超200億円(同1兆690億円)。1部上場2191銘柄のうち、値上がり銘柄数は1259(前引けは1125)銘柄、値下がり銘柄数は845(同939)銘柄。

 また、東証33業種別指数は29業種(前引けは27業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、鉱業、石油/石炭、非鉄金属、鉄鋼、空運、銀行、輸送用機器、繊維製品、ゴム製品、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る