【株式市場】日経平均は後場上げ幅広げ160円高、金利低下受け7月の年初来高値に接近

◆日経平均は3万3585円20銭(160円79銭高)、TOPIXは2391.05ポイント(22.43ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は14億3026万株(

 11月17日(金)後場の東京株式市場は、国債先物が一段高で始まったとされ、長期金利の低下期待が強まり、前場軟調だった三井物産<8031>(東証プライム)などの大手商社が次第高となり、大成建<1801>(東証プライム)、JR東海<9022>(東証プライム)、商船三井<9104>(東証プライム)なども一段高。前場軟調だった東京エレク<8035>(東証プライム)なども回復し、伊藤忠<8001>(東証プライム)はビッグモーターを買収との観測報道が材料視され一段高。日経平均は14時過ぎまで76円高の3万3500円前後を上値に一進一退だったが、大引けにかけて一段と上げ反発幅を広げ、7月の年初来高値に迫った。

 後場は、パナソニック ホールディングス<6752>(東証プライム)が14時頃から一段と上げ子会社売却の発表を好感。パソナグループ<2168>(東証プライム)も一段と上げて3日連続大幅高となり保有するベネフィット・ワン<2412>(東証プライム)株へのTOB(公開買付)による売却益を連日好感。ヨシムラ・フード・ホールディングス)<2884>(東証プライム)も一段ジリ高となり日中首脳会談を受けホタテなどの中国輸出再開に期待。アーレスティ<5852>(東証プライム)も一段と上げて連日大きく出直り業績予想の増額を好感。ミナトホールディングス<6862>(東証スタンダード)も一段高となり業績上振れ期待が強いとされ終盤遂にストップ高。アーキテクツ・スタジオ・ジャパン<6085>(東証グロース)はいきなり上げ始めて値幅高を演じる傾向があるとされ投機買いが集まったようでストップ高、13日発表の四半期決算は赤字改善。

 東証プライム市場の出来高概算は14億3026万株(前引けは6億5008万株)、売買代金は3兆7492億円(同1兆8032億円)。プライム上場1659銘柄のうち、値上がり銘柄数は1370(前引けは1069)銘柄、値下がり銘柄数は262(同540)銘柄。

 東証33業種別指数は30業種(前引けは22業種)が値上がりし、値上がり率上位は、空運、精密機器、建設、陸運、電力ガス、海運、倉庫運輸、鉄鋼、繊維製品、医薬品、化学、証券商品先物、卸売り、銀行、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■GHG排出量削減に貢献  東洋製罐グループホールディングス<5901>(東証プライム)グループの…
  2. ■海外展開を加速  トリドールホールディングス<3397>(東証プライム)は3月25日、カナダ・バ…
  3. ■モビリティカンパニーへの変革を加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は3月22日、20…
2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■藤田観光など上方修正済み銘柄が狙い目、決算発表前に高値予約しておくのも有効  大型連休の好調な需…
  2. ■GW市場動向と投資家心理  『目出度さも 中くらいなり おらが春』と詠んだのは小林一茶である。季…
  3. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  4. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る