SHIFTは20年高値目指す、21年8月期大幅増収増益予想で上振れ余地

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 SHIFT<3697>(東1)はソフトウェアのテスト・品質保証サービスを主力としている。新規顧客開拓やM&A効果などで21年8月期大幅増収増益予想としている。第2四半期累計が計画超だったことを勘案すれば通期も上振れ余地がありそうだ。収益拡大基調を期待したい。株価は戻り高値圏だ。20年10月の上場来高値を目指す展開を期待したい。

■ソフトウェアのテスト・品質保証サービス

 エンタープライズ市場におけるソフトウェアのテスト・品質保証サービスを主力として、エンターテインメント市場におけるデバック業務・カスタマーサポート業務のアウトソーシングも展開している。売上高目標1000億円達成に向けて、M&Aも積極活用してサービスポートフォリオ拡充を推進している。

 20年4月キッティングのエスエヌシーを子会社化、20年9月ウェブマーケティングのCLUTCHを子会社化、ITコンサルティングのホープスを子会社化、20年11月ITインフラ設計等のサーベイジシステムを子会社化、21年1月ソフトウェア開発のVISHを子会社化、21年3月フリーランスエンジニアマッチング・プラットフォーム運営のA―STARを子会社化した。また4月1日には子会社のSHIFT SECURITYがペネトレーションテストの子会社マスラボを設立した。

■21年8月期大幅増収増益予想で上振れ余地

 21年8月期の連結業績予想は、売上高が20年8月期比56.7%増の450億円、営業利益が44.5%増の34億円、経常利益が34.1%増の34億円、親会社株主帰属当期純利益が27.4%増の21億円としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比58.1%増の202億87百万円、営業利益が19.8%増の14億88百万円、経常利益が51.2%増の19億23百万円、四半期純利益が44.0%増の10億86百万円だった。

 計画超の増収増益だった。新規顧客獲得や案件大型化などでエンタープライズ市場が62.8%増収、エンターテインメント市場が15.2%増収と伸長した。稼働率は、第1四半期に新型コロナウイルスの影響を受けたが、第2四半期に回復した。増収効果に加えて、営業外収益での雇用調整助成金収入も寄与した。

 通期予想は据え置いた。新規顧客開拓やM&A効果などで大幅増収増益予想としている。第2四半期累計の進捗率は売上高45.1%、営業利益43.8%だった。期初時点で下期偏重の収益計画であり、第2四半期累計が計画超だったことを勘案すれば通期も上振れ余地がありそうだ。収益拡大基調を期待したい。

■株価は20年高値目指す

 株価は戻り高値圏だ。自律調整を交えながら20年10月の上場来高値を目指す展開を期待したい。4月16日の終値は1万4880円、時価総額は約2625億円である。

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