【編集長の視点】大紀アルミは最高値を視界、連続最高益・増配を手掛かりに割安株買いが増勢

 大紀アルミニウム工業所<5702>(東1)は、今年5月14日に3月期決算を発表し、前2021年3月期業績が、期中の3回もの上方修正値を上ぶれて着地し、今2022年3月期業績も、連続最高純益更新と増配を予想し、上場来高値まで買い進まれており、高値固め一巡として再び買い増勢となった。ファンダメンタルズ的にもPER5倍台、PBR1倍ソコソコ、配当利回りは3.18%と割り負けており、景気敏感系のババリュー株人気が高まることも期待されている。

■自動車生産の回復で二次合金需要が続伸しスプレッドも順調推移

 同社の今2022年3月期業績は、売り上げ1952億円(前期比40.2%増)、営業利益111億5000万円(同20.6%増)、経常利益109億3000万円(同20.8%増)、純利益78億3000万円(同27.5%増)と続伸が見込まれ、純利益は、前期の過去最高を連続更新する。前期業績は、当初の2ケタ減収減益予想が、期中に3回上方修正され増益転換、しかもこの再々上方修正値を上ぶれて着地しており、今期も、同様に世界的は自動車生産の回復でアルミ二次合金地金の需要が増加、製品価格と原料価格の価格差(スプレッド)が順調に推移することが寄与する。

 前期配当は、期初に中間配当を12円、期末配当を未定としていたが、昨年7月に中間配当を10円、期末配当を12円、年間22円(前々期実績25円)としたあと、今年1月の業績再上方修正とともに年間25円、同3月の再々上方修正とともに28円に相次ぎ増配した。今2022年3月期は、さらに年間36円への大幅増配を予定している。

■PER5倍台、PBR1.06倍、配当利回り3.1%の修正で景気敏感株人気

 株価は、前期業績を上方修正した昨年10月から様変わりとなって800円台に乗せ、今年3月の再々上方修正・再増配では1157円高値をつけ、5月の3月期決算発表とともに上場来高値1180円まで上値を伸ばし高値固めを継続中である。PER5倍台、PBR1.06倍、配当利回り3.18%とバリュー株妙味は満載であり、景気敏感株人気の再燃とともに、最高値抜けから上値チャレンジを強めよう。(情報提供:日本インタビュ新聞編集長・浅妻昭治)

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