大和ハウス工業・フジタ・十一屋工業は施工現場用溶接ロボットシステム「SWAN」を開発

■建設現場の働き方改革

 大和ハウス工業<1925>(東1)とフジタ、十一屋工業は、角形鋼管柱の施工現場用溶接ロボットシステム「SWAN(スワン)」を開発した。

 建設業では人手不足の深刻化とともに高齢化の進行が大きな問題となっている。国土交通省が2019年10月に公表した「建設業界の現状とこれまでの取組」によると、建設業就業者の3割超が55歳以上である一方、30歳未満は約1割にとどまっている。そこで、大和ハウス工業とフジタでは作業者の不足解消や職場環境改善として、ロボットの採用や新工法の開発などに努めている。

■実用化に向け施工現場に導入

 角形鋼管柱継手(正方形や長方形の中空鋼材を繋げ合わせる作業)の溶接作業効率向上や作業負荷軽減を図るため、施工現場用溶接ロボットシステム「SWAN」を開発した。大和ハウス工業とフジタの建築全般の施工技術とロボット化・自動化技術の開発実績、十一屋工業の現場溶接施工実績に基づく知見を集結した。今後、大和ハウスグループ施工現場での実用化に向けて、事務所ビル、商業施設、物流施設、ホテルなど大型建築物の施工現場に導入していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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