【株式市場】鉄鋼株など後場持ち直すが全体の出来高少なく日経平均は戻り切れないまま4日続落

◆日経平均は2万8707円04銭(84円49銭安)、TOPIXは1939.21ポイント(4.36ポイント安)、出来高概算(東証1部)は低調で8億3323万株

 7月1日(木)後場の東京株式市場は、円相場が1ドル111円台で円安進行のため、トヨタ自<7203>(東1)が次第に持ち直し、鉄鋼株は3銘柄とも13時頃から小高くなるなど、値を戻す銘柄が目立った。ダイキン<6367>(東1)は一段ジリ高。日経平均は取引開始後に100円安前後(2万8700円前後)まで持ち直したが、その後は戻りが鈍く、大引けにかけて一段戻したが前日比では4日続落となった。

 後場は、三陽商会<8011>(東1)が第1四半期決算など好感されて一段と強含み、ウイルテック<7087>(東2)は中期計画など好感され、6月急伸後の調整一巡などチャート上の仕掛け妙味も言われて出直り拡大。上場5日目のステムセル<7096>(東マ)、日本電解<5759>(東マ)、同7日目のアイドマM<7373>(東マ)は高値を更新。大阪油化<4124>(JQS)は半導体製造や新薬開発にかかわる受託蒸留好調とされ高値を更新。東映アニメ<4816>(JQS)は業績拡大期待などが言われ連日高値を更新。

 東証1部の出来高概算は低調で8億3323万株(前引けは4億915万株)、売買代金は1兆9862億円(同9966億円)。1部上場2192銘柄のうち、値上がり銘柄数は767(前引けは867)銘柄、値下がり銘柄数は1297(同1163)銘柄。

 また、東証33業種別指数は12業種(前引けは6業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、空運、鉱業、保険、パルプ紙、機械、水産農林、小売り、鉄鋼、銀行、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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