フリークアウトHDが急騰、投資有価証券売却で業績上振れ、純利益2.9億円押し上げ

■jinjerへ全株譲渡、ROIC重視の経営方針を反映

 フリークアウト・ホールディングス<6094>(東証グロース)は3月19日、投資先であるタレンティオの全株式をjinjerに譲渡すると発表した。譲渡価額は総額790百万円で、2026年3月中の実行を予定する。資本効率向上を重視する経営方針のもと、ROICを指標に投資ポートフォリオを見直した結果、同社の成長はHRテック領域で基盤を持つjinjer傘下が最適と判断した。これによりバランスシートの軽量化を進める。

 同取引により、2026年9月期第2四半期に売上高、営業利益、EBITDA、経常利益がそれぞれ約6.0億円増加し、純利益は他投資の減損を含めても約2.9億円増加する見通しとなり、通期業績予想を上方修正した。売却益の3割超は株主還元方針に基づき活用する方針で、残額は5月予定の本社移転などに充当する。プロダクト事業など既存事業も計画を上回り推移している。

■株価急騰、資産売却と業績上振れ期待が支援

 株価は4.13%高の680円と急騰。投資有価証券売却による利益計上と通期業績上方修正が材料視された。寄り付き703円から一時728円まで買われ、短期資金の流入も確認される。一方で高値圏では利益確定売りも出て上値は限定的。PER14倍台、PBR1倍近辺と割安感は残り、資本効率改善や株主還元期待が中期的な株価の支えとなる構図である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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