【株式市場】百貨店・飲食店株が重く日経平均は後場も弱もみ合いのまま2日続けて下げ幅200円台

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万8118円03銭(248円92銭安)、TOPIXは1920.32ポイント(17.36ポイント安)、出来高概算(東証1部)は11億4405万株

 7月8日(木)後場の東京株式市場は、東京都への4度目の「緊急事態宣言」について、昼のニュースで大規模商業施設には休業要請を出さないと伝えられたものの、三越伊勢丹HD<3099>(東1)が下げ基調で始まるなど百貨店株が引き続き重い。一方、三菱地所<8802>(東1)などは都心部の空室率の連続上昇が伝えられたが持ち直し気味に推移。日経平均は何度か下値を試しながら下げ幅200円前後で横ばい小動きを続けだが、大引けに248円安まで下押し安値引け。2日続落となった。

 後場は、スノーピーク<7816>(東1)がキャンプ用品好調の観測や6月中間決算への期待などで一段とジリ高。ゼット<8135>(東2)は大谷翔平選手が米大リーグで松井秀喜選手の日本人最多ホームラン記録を更新したことなどが材料視されほぼストップ高に貼りついて急伸商状。上場2日目のBCC<7376>(東マ)は荷もたれ感のない新規上場組として物色集まり高値更新。上場8日目のBlueMeme(ブルーミーム)<4069>(東マ)は値動きが軽快とされ2日ぶりに最高値。上場10日目のステムセル研<7096>(東マ)は7日目に高値を更新した勢い再燃とされ再騰ストップ高。トレードワークス<3997>(JQS)はEC事業者向けのクラウド新製品などが材料視されストップ高。

 8日新規上場となったコラントッテ<7792>(東マ)は、9時45分に公開価格1100円の26%高の1385円で初値をつけ、その後一段高。後場も上値を追い1685円まで上げて高値引けとなった。

 東証1部の出来高概算は11億4405万株(前引けは4億9321万株)、売買代金は2兆6090億円(同1兆988億円)。1部上場2192銘柄のうち、値上がり銘柄数は276(前引けは846)銘柄、値下がり銘柄数は1849(同1202)銘柄。

 一方、東証33業種別指数で値上がりした業種は機械1業種のみだった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る