ティムコは21年11月期通期営業・経常利益予想を上方修正

(業績修正速報)
 ティムコ<7501>(JQ)は7月12日の取引時間終了後に21年11月期通期営業・経常利益予想の上方修正を発表した。フィッシング事業の売上が増加することに加えて、緊急事態宣言に伴う直営店臨時休業等で経費の一部を特別損失として計上する。当期純利益予想は据え置いた。収益改善基調を期待したい。株価は上値を切り下げてモミ合う形だが、調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。

■21年11月期通期営業・経常利益予想を上方修正

 21年11月期通期の業績(非連結)予想は、7月13日に従来予想(4月12日公表)に対して、売上高を1百万円上方修正、営業利益を20百万円上方修正、経常利益を23百万円上方修正、当期純利益は特別損失10百万円を計上するため据え置いて、売上高が20年11月期比16.5%増の31億07百万円、営業利益が26百万円の黒字(20年11月期は1億34百万円の赤字)、経常利益が38百万円の黒字(同1億27百万円の赤字)、当期純利益が0百万円(同2億28百万円の赤字)とした。配当予想は据え置いて20年11月期と同額の5円40銭(期末一括)としている。

 3密を避けたアクティビティとして釣りが注目されたことも追い風としてフィッシング事業の売上高が増加する。また新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言に伴い、販管費に計上を見込んでいた経費の一部(直営店臨時休業等で期間中に発生した店舗スタッフ人件費、その他店舗家賃)を特別損失として計上する。収益改善基調を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は上値を切り下げてモミ合う形だが、調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。7月12日の終値は727円、時価総額は約24億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る