【株式市場】日経平均は後場も堅調で値を保ち4日続伸、半導体株は重いが好決算株など強い

東京証券取引所

◆日経平均は2万8070円51銭(182円36銭高)、TOPIXは1954.08ポイント(17.80ポイント高)、出来高概算(東証1部)は11億6013万株

 8月11日(水)後場の東京株式市場は、米大型インフラ整備計画への期待などで前場上げた鉄鋼株や海運株が一進一退に転じた一方、住友商事<8053>(東1)などが一段ジリ高になり、「街角景気」の足元改善などを受けて三越伊勢丹HD<3099>(東1)などが後場寄り後に一段高の場面を見せて活況。ただ、アドバンテスト<6857>(東1)が一段軟調に始まるなど、半導体関連株は米調査機関による半導体市況予想などを受けて冴えない。日経平均は13時半にかけて上げ幅を150円前後まで縮めたが、大引けにかけては持ち直し、上げ幅180円台で4日続伸となった。マザーズ指数は3日続伸。

 後場は、三井住友FG<8316>(東1)などの大手銀が一段ジリ高となり、米国株の値上がりや米金利上昇など好感。オークネット<3964>(東1)は業績・配当予想の増額など好感されて一段高。コメ兵<2780>(東2)も業績予想の増額など好感され一段高。スペースマーケット<4487>(東マ)は第2四半期の大幅増益など好感され急伸。京写<6837>(JQS)は今回の四半期決算発表ラッシュがヤマを越えて好業績株を振り返るy語気とされ再び出直り拡大。

 東証1部の出来高概算は11億6013万株(前引けは5億8461万株)、売買代金は2兆6453億円(同1兆3360億円)。1部上場2190銘柄のうち、値上がり銘柄数は1498(前引けは1452)銘柄、値下がり銘柄数は621(同650)銘柄。

 また、東証33業種別指数は30業種(前引けも30業種)が上げ、値上がり率上位は、ゴム製品、海運、鉄鋼、銀行、ガラス土石、その他製品、非鉄金属、不動産、空運、機械、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る