川崎近海汽船は7%高、業績好調で大手海運株の再騰とともに高値に迫る

株式市場 銘柄

■内航部門は予想並みの見通しだが近海部門は大きく上回る見込み

 川崎近海汽船<9179>(東2)は8月23日、7%高の3180円(211円高)まで上げて売買され、3日前につけた2020年以来の高値3290円(8月17日)に迫っている。7月末に業績予想の増額修正を発表するなどで業績は好調。大手海運株がここ数日調整相場だったため上げ一服となっていたが、大手海運株が再び上値を指向し始め、川崎近海汽船も買いやすくなったとの見方が出ている。

 第2四半期累計期間(2021年4~9月)の連結業績予想は、内航部門が前回発表予想並みとなる見通しである一方、近海部門は市況の回復に伴い運賃や貸船料が増加し、収支は前回発表予想を大きく上回る見通しとし、売上高を従来予想比4.2%引き上げ、各利益は前年同期比で黒字化知る見通しとした。同時に、3月通期の予想も、売上高は同5.1%引き上げ、経常利益は4.3倍に、純利益は4.1倍に見直した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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