【株式市場】海外資金の買いが言われ日経平均は中盤から一段と上げ一時370円高

株式市場 証券取引所

◆日経平均は3万347円41銭(339円22銭高)、TOPIXは2087.08ポイント(22.15ポイント高)、出来高概算(東証1部)はSQ算出分が2億株強加わり8億1847万株

 9月10日(金)前場の東京株式市場は、ソニーG<6758>(東1)や東京エレク<8035>(東1)などがNY株軟調にもかかわらず続伸基調となり、トヨタ自<7203>(東1)も始値が安かっただけで堅調に推移。日経平均は84円高で始まった後、朝の先物SQ算出を巡る売買の余波のためかしばらく一進一退だったが、主力株が強いため、前引けにかけて370円05銭高(3万378円24銭)まで上げた。

 主力株に海外資金の買いが目立つとされ、富士通<6702>(東1)は3日前につけた上場来の高値に接近。ミライアル<4238>(東1)は四半期決算が好感されて2日連続大幅高。大幸薬品<4574>(東1)は行動制限緩和とともに空間除菌剤の再拡大など期待され出直り拡大。新生銀行<8303>(東1)はTOBでストップ高。日本鋳造<5609>(東2)はJAXA(宇宙航空研究開発機構)との開発案件が材料視されストップ高。BASE<4477>(東マ)はみずほ証券による投資判断が言われて急伸。ASIAN STAR<8946>(JQS)は日本の医療健康サービスを中国客に提供する戦略提携が好感され急伸。

 東証1部の出来高概算はSQ算出分が2億株強加わり8億1847万株、売買代金は2兆2206億円。1部上場2189銘柄のうち、値上がり銘柄数は1657銘柄、値下がり銘柄数は430銘柄。

 また、東証33業種別指数は31業種が値上がりし、証券商品先物、その他金融、銀行、建設、化学、金属製品、ゴム製品、サービス、非鉄金属、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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