【株式市場】日経平均は560円安、米金利の一段高予想など影響するが、電子部品商社や防衛関連株などは高い

◆日経平均は2万7103円17銭(560円22銭安)、TOPIXは1913.15ポイント(27.31ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は増加し8億3673万株

 11月4日(金)前場の東京株式市場は、NY株の4日続落や北朝鮮のミサイル「連打」による地政学的リスクが意識され、日経平均は291円安で始まった後も次第安となり、午前10時20分頃に631円37銭安(2万7032円02銭)まで下押した。ただ、三菱重<7011>(東証プライム)が高いなど防衛関連株は堅調で、住友商事<8053>(東証プライム)などの商社株、日本航空<9201>(東証プライム)などの空運株もしっかり。金利上昇期待などで銀行株も堅調。日経平均は前引けにかけて幾分回復した。

 値がさの半導体関連株は総じて安い半面、加賀電子<8154>(東証プライム)、伯東<7433>(東証プライム)などの半導体商社に堅調な銘柄が見られ、共通点は好業績の見方。大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>(東証プライム)や三菱自動車工業<7211>(東証プライム)は業績予想の増額修正など好感されて急伸。日本電技<1723>(東証スタンダード)は株主還元策の見直し位、大幅増配などでストップ高。イメージ・マジック<7793>(東証グロース)はキンコーズとのスポーツクラブEC運営など好感され急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は増加し8億3673万株、売買代金は1兆8854億円。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は390銘柄、値下がり銘柄数は1377銘柄。

 また、東証33業種別指数は3業種の値上がりにとどまり、、空運、銀行、卸売り、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■GHG排出量削減に貢献  東洋製罐グループホールディングス<5901>(東証プライム)グループの…
  2. ■海外展開を加速  トリドールホールディングス<3397>(東証プライム)は3月25日、カナダ・バ…
  3. ■モビリティカンパニーへの変革を加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は3月22日、20…
2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■4月雇用は予想を下回り、長期金利低下しNY株価は上昇  米国労働省が発表した4月雇用統計だが、景…
  2. ■藤田観光など上方修正済み銘柄が狙い目、決算発表前に高値予約しておくのも有効  大型連休の好調な需…
  3. ■GW市場動向と投資家心理  『目出度さも 中くらいなり おらが春』と詠んだのは小林一茶である。季…
  4. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る