【株式市場】日経平均は大引けにかけ一段と上げ381円高で大幅反発、TOPIXは31年ぶりの高値を更新

株式市場 証券取引所

◆日経平均は3万381円84銭(373円65銭高)、TOPIXは2091.65ポイント(26.72ポイント高)、出来高概算(東証1部)は朝のSQ算出分が加わり14億8600万株

 9月10日(金)後場の東京株式市場は、信越化学<4063>(東1)、、太陽誘電<6976>(東1)、村田製<6981>(東1)などが一段高となり、大手証券がルネサスエレ<6723>(東1)の投資判断を引き上げたこと、台湾の半導体企業の月次好調などが買い材料視された様子。また、海運株が復調し川崎汽船<9107>(東1)が一段高。日経平均は、ほぼ前引けの水準で始まり、鉄鋼株などが下げたため中盤まで一進一退だったが、大引けは再び上げ幅を広げて大幅反発となった。TOPIXは2日ぶりに1990年以来の高値を更新。東証2部指数は約1ヵ月半ぶりに最高値を更新した。

 後場は、三井不<8801>(東1)などの不動産株も一段と上げ、五輪選手村の分売による業界活性化に期待の見方。加賀電子<8154>(東1)はSBI証券による目標株価大幅引き上げなどで続伸一段高。オプティマスG<9268>(東2)は8月13日の四半期決算発表に期待とされ一段高。マーチャント・バンカーズ<3121>(東2)は「ハウス・リースバック」事業への進出など好感され早速反発。アルファクス・フードS<3814>(JQS)はAI配膳ロボットの実証開始が材料視されストップ高。HENNGE<4475>(東マ)は証券会社の投資判断を受け9月決算への期待強まるとされ一段と出直った。

 東証1部の出来高概算は朝のSQ算出分が2億株強加わり14億8600万株(前引けは8億1847万株、売買代金は3兆9283億円(同2兆2206億円)。1部上場2189銘柄のうち、値上がり銘柄数は1923(前引けは1657)銘柄、値下がり銘柄数は222(同430)銘柄。

 また、東証33業種別指数は29業種(前引けは31業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、証券商品先物、その他金融、化学、金属製品、サービス、建設、その他製品、電気機器、銀行、小売り、海運、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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